もしも225先物取引で大負けして口座がマイナスになったらどうなるの?

 

225先物OPTIONトレーダーの皆様ご資産の状況は如何でしょうか?

225先物トレード退場2回!ULIBUDDHAです。

 

今回は、先物取引などの『証拠金トレードで口座にマイナスが発生した場合どうなる?』これを、お恥ずかしいのではございますが、自分の経験した範囲でお話しようと思います。

 

Aさん: 「225先物取引に興味が有るけど、最悪どんなリスクがあるんだろう・・」

Bさん: 「先物取引では、最悪の場合には借金が出来てしまうって聞いたけど、それは一体どういうことなの・・」

 

一体どうなったら先物の証拠金がマイナスになるのか?

その時、証券会社は、どんな対応をしてくるのか?

そんな、今更聞きにくい疑問の解決を目指します。

 

 

225先物取引では、株の信用取引と比べて約8倍ほど退場までの道のりが近い?

 

● 信用取引の場合100万円口座に入れると約330万円の取引が可能となります。

 

● 225先物の場合100万円口座に入れると約2500万円の取引が可能となります。

* 当社証拠金所要額:720000(SPAN証拠金x1.0)2019年1月20現在

 

信用取引で330万、225先物では2500万・・やろうと思えば、100万円の資金でこれだけ分の取引が可能となります。

え、足りない分はどうなってるかって?

 

 

【先物取引・信用取引】お金を借りて取引するのはどっち?

簡単な・・解説ではございますが、こんな感じです。

 

信用取引においては、入金した100万円を保証金として、残りの230万円は証券会社から借りるかたちとなります。こちらは、実際に金利も発生しますし空売りした場合には、貸し株料が取られるので少しは、実感が湧くと思います。

実に信用取引でのレバレッジは、約3倍だと考える事ができますよね。

 

225先物では、入金した100万円を証拠金として、SPAN証拠金x掛け目を最低ライン残すとして、その値幅分で勝負させます。こちらは、実際にお金を借りているのではなく、証拠金の範囲に応じた値動き分だけ取引が可能となります。なので、勝っているうちはいくらでも取引が出来ます。ただしショックなど相場の大変動などで一気に1000円以上反対に値動きがあれば、それ以上の値幅分がマイナス表示されます。このマイナス分は、返済の義務が生まれますので証券会社に対しての借金となります。なので100万円あずけて225先物をトレードするにあたり、残り2400万円は、証券会社から借りて取引していると思っているくらいの方が、大火傷をしなくて済むのかも知れません。

現在の225先物取引でのレバレッジは、約25倍だと考える事ができます。

 

 

どちらも、値動きがゆっくりなものであれば、まず証拠金維持率・保証金維持率に引っかかって、追証(最低ラインの保証金・証拠金を補う額)が発生し、追証分のお金を入金・振替しなければ、全ポジションが自動決済されてしまいますので、そう簡単にはマイナス口座になる事はございません。このように、防御策はとられています。

ちょっと、安心しましたか?

まあ、そうお考えになっても間違いではないと思います。

ただし、それは通常時でのお話ですよ・・

 

 

 

まさかのマイナス口座・・どうしよう・・

 

筆者の退場その1

一度目は、リーマンショック後の米国QE戦線での敗退です。当時は、筆者も小金持ちで金融資産だけで4000万円前後有りました。退場時に最終的に残った証拠金は70万円です。先物1枚が建てられなくなってジ・エンド。この時は、給料やら、保有していた現物株を売って追証入れたり、相当メンタルがボロボロになりました。

それでも、マイナス口座ではなかったのです。

 

 

筆者の退場その2

二度目は民主政権の最終章~アベノミクス前期の暴騰時に、全力で売り向かい再度退場をやらかしました。この時、実際にマイナス口座を経験します。

一連の流れは・・

当時は、会社員として働いていたこともあって200万足らずまで資金をかき集めてすぐに再起動です。

3.11の暴落とその後の民主政権の対応に下落相場が続き・・売り目線の筆者の証拠金は順調に8桁まで届きます。

 

売り、売り、売り、、S、S、S・・儲かります!

目の色が変わってきていたことにも気づかずで、、馬鹿だったのでしょう。

 

野田総理の緊急会見・・

無能が会見しても無駄=売り乗せ!

 

民主政権解散・・

やっぱり馬鹿め=売り乗せ!

 

安倍総理誕生・・

更に無能が出てきた=売り乗せ!

 

安倍、アベノミクスやります・・

無駄無駄無駄=売り乗せ!

 

 

黒田総裁、異次元の緩和やりまーす!

 

筆者 ・・・・・・・・・

日経さんが15000を超えたあたりからよく覚えていない・・

 

これで、マイナス口座の完成です。マイナスの金額自体は、電車を止める程でもございませんでしたが、喪失感が半端なく、、

脳内に「祇園精舎の鐘の音」が聞こえてきたのをうっすらと覚えています。

 

 

 

これで、先物口座の残高がマイナス!さあどうなる?

 

すぐ次の営業日からだったと記憶しています。

 

証券会社から電話がかかってきます。

もちろん、かけた時に繋がる愛想の良い女の子の声ではなく・・

筆者の時は、図太い声の中年のオッサンが、とても丁寧な言葉で・・しかし、どうにもならないぞと言った雰囲気を添えて毎日、毎日、お昼と、夕方に同じ内容の電話をかけてきましたね。

 

男:「ULIBUDDHAさん・・そろそろ、口座に入金して下さいよ・・」

 

私:「〇月限のOPTIONで現物のヘッジ建てるんで、その時入れたるわ」

 

男:「本当に、お願いしますよ・・」

 

まったく、めどがつかないまま、強気で引っ張りました。かなり、引っ張りましたが、男は最後まで丁寧な対応で、かなりしつこくはございましたが、感情的になったり怒鳴ったりする事は、一度もございませんでした。

その時マイナス口座の入金の為に作ろうとしたローンカードは、2社でした。

 

が、、2社とも審査落ち・・

これには、当時はらわたが、煮えくり返った思いを忘れません。なんせ、マイナス口座と同系列のローンカードまで落ちましたからね。借入理由を正直に書いたのがいけなかったのかも知れませんが、、

 

嫌でしたが、仕方なく消費者金融に借りにいく事になります。

こちらは、数社回りましたが、どこも借入理由なしで少額ですが即日融資してくれました。

 

これが、私の経験した「先物のマイナス口座の発生から入金」までの流れでございます。

 

この後、当たり前のことでございますが、、更に死ぬ思いをする事になるのでございます。

この続きの苦行は、また気が向いた時にでも書きたいと思います。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

相場歴20年ベテラン投資家。ゴールドマン・サックスの225先物・OPTIONの手口から値動きを考察する「225先物でなにがなんでもGS様を信じてトレードするブログ」の管理人でもあります。2016年秋より会社を辞め、専業のトレーダーに・・ブロガーであり手口解析者、投機手法開発者・アルゴリズム評論家と大好きな事を情熱を持って情報発信していきます。