会社を辞めて5年目が過ぎました。225先物OPTION手口解析者のULIBUDDHAです。
ちょっといつもとお話は、変わりますが・・
みなさんは、お子さんとトランプや将棋・チェスなどをした事がありますか?
筆者は、一番上の娘が小学生の時にトランプの相手をしろと毎日せがまれまして・・当時は、まだ会社務めで、仕事もしていましたので、可愛い娘が遊びたいと誘ってくれるのは、とても嬉しいのですが、何回でもせがんでくる子供の元気さ加減に、いつもしんどい思いをしていました。
そこで・・
そこでですね(笑)。
もし、父の私が毎回勝てば、もうそんなに、毎日、毎日「トランプして~」と言ってこないかも?
なんて、酷い思いがよぎり、気が付けば、実際に考えて行動している自分がいました。
簡単です。よそ見をしている隙にカードをすり替えるインチキを使うだけで完全勝利です(笑)ポーカーなんて毎回フルハウス以上の役を作れますし、他のゲームでも、数枚の強いカードを座布団の下に隠しておけば、一発です。
子どものけがれ無き、純粋な、お花畑を利用してしまいました。
もちろん、全戦全勝!
めちゃくちゃ尊敬さえされました(笑)
ただ、、それでもしつこく遊ばされましたので、
その意味においては失敗でした。
★★★★★★
あれは・・今から二十数年前の事です。
そう、筆者が新人の会社員時代の昔~昔のお話でございます。
筆者も、まだ、うら若き20代前半で、血気盛んに精力的に仕事に勤しんでいた頃です。
職場に、かなり以前の定年退職者の70歳くらいのおじいちゃんが、嘱託で働いていたんですね。仕事は、とても有能で気の良いお爺さんでした。
新人社員の僕をとても良くかわいがっていただいたのを憶えています。感謝です!
本当に、尊敬出来る人格で、仕事とはこれだけ楽しんでやっても良いのだと、人生の教えもいただきました。しかし、年のせいか、少し面白くなっているんですね(笑)。若い筆者には、もうろくしているとしか思えない感じのいでたちで、実際少しボケていたのかも知れません。
ただ!将棋が強い事、強い事!
筆者も、学生時代には、校内の大会で優勝した経験もあるくらいで、少し以上の自信も有りました。
でも、一回も勝てない・・
そして、しまいには、勝てる気もなくなりました。
師匠と仰ぎ、仕事の暇を見つけては、対局させて貰ってました。(仕事そっちのけで・・)
まあ、勝てない・・お爺さんの現役時代は、遊びがこれしかなかったとか言っていましたが・・
膨大な永い経験からくるその技法は、
今思えば、まるで、ビッグデータから瞬時に最良の選択を持ってきて実行できるAI(アルゴリズム)さんみたいなものだったのでしょうか?
かなり早打ちですが、ミスはありませんでした。
1年ほど鍛えましたが、結局八割は勝てませんでした。
また、仕事をサボってお爺さんと将棋をしていました。
その時です!
何と、現場に滅多に出てこない支店長が、事務所に入ってきたのです!!
お爺さん「お、ちょっと休憩してたんだわー」
若い社員の私に気を使って、かばってくれたんですが・・
怒られると思ったw
支店長「面白そうやな~わしも混ぜてくれや」
筆者「支店長・・○○さんめちゃくちゃ強いんで絶対勝てないですよ」
そう、支店長は、筆者よりもかなり弱いのですから・・
てな事を言いながらも、楽しそうに2人で駒を並べはじめています。
まあ、10分ほどあれば、支店長の負けで決まるだろう・・もちろん、私にすら勝てない支店長が、このお爺さんに勝てる訳がないのですから・・
数分後・・
おじいさん「やっぱり支店長は、つえーな~」
え?
ええ、ええええ
まじかよ、接待将棋でもやったのか?
いや、このお爺さんに限ってそれは無いし・・
マジで負けたん?
おー、やっぱ支店長さすがだわ~
本気だしたん?
あたりめ~よ~
?????????
その数日後、筆者は、支店長室まで将棋盤と駒をもっていきました。
暇な役員職です。若手の新人に、遊びに誘われて上機嫌で相手してくれたのですが、
やはり、弱いんですね・・3戦3勝で筆者の勝ちでした。
失礼かとも思いましたが、我慢できずに思い切って聞いてみました。
「よく、あの強い○○さんに勝てましたね~」
「あんな、オッサン一発やないか・・お前勝てんのか?」
え、え?
詳しく聞くと、角すじを2回ほどずらして駒をとっただけで簡単に勝てたそうで・・
すなわち、インチキだったのです。
気付かれんかったらルール内やんけ~
しかし、お前には、まったく隙ないやんけ~
これは、意外と名言の様に、筆者の胸に刻まれました・・上に行く奴はこんなもんだ・・
お花畑では駄目だな・・
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